Columnコラム
【My EFL+】小学生起業家のmocomocoさんインタビュー
エコって、我慢が必要なイメージがありませんか? でも実際にやってみると 「暮らしが豊かになった」と感じる人が多いんです。
My EFL+ (My Ecofriendly Lifestyle)では、「私にとってのエコフレンドリーな暮らし」をテーマに、ゲストにとってエコフレンドリーな暮らしがどんなものか、何をもたらしてくれるのかをインタビュー。
今回は、そんな“エコフレンドリ ーな暮らし”を実践中の mocomoco さんにインタビュー。そこには地球に優しいだけでなく、自分が心地よく生きるためのヒントがありました。
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給食ジャンケンに勝てたのは
ゴミ拾いで「運を拾った」から
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― ― 環境問題に取り組む小学生起業家として注目を集める mocomoco さん。そのきっかけは、意外にも環境問題ではなく開発途上国の教育格差問題を知ったことだといいます。家に電気が通っておらず、街灯の下で蚊に刺されながら 勉強をするバングラデシュの⻘年の写真を見て、彼女は衝撃を受けました。
そのときに「あ、私の当たり前って、当たり前ではないんだ」と気づいて。 そして、私が行動すれば何か変わるかもと思ったんです。でもバングラデシュは遠い国で、開発途上国の問題にすぐに取り組むのは難しい。それで、受講していたオンラインスクールの中に SDGs 部を立ち上げ、自分にとって身近な海のゴミ問題に取り組むことにしました。
(ゴミ拾いイベント サムトルにて)
――そこから、ビーチクリーンのイベント開催や廃材を使ったアート作品の展示と活動の範囲を広げ、2022 年 3 月には母親とともに『株式会社 moco Earth』を設立します。
会社の理念は「今まで光を見なかったものが、価値あるものになる社会へ」。地球上の問題を知ってもらい行動を起こしてもらえるよう、ワークショップや展示会などの事業を行っています。いつか私の会社で利益が出るようになったら、それは地球に対して少しでも貢献できたということ。そうそう、SDGs 部の方では、開発途上国への支援を行う団体に売り上げの一部を寄付しているんですよ。
――小学 3 年生からゴミ拾いを日課にしていると聞きました。楽しく続けるための素敵な考え方があるんですよね。
ゴミ拾いというと誰かの尻拭いをしているみたいですけど、「運拾い」をしてるんだと思ったら、意識も変わっていきます。私の場合は、給食のジャンケンに連続で勝ったり、廃材アートを購入していただいたり、いろんな人に出会えたり。そういうのも、地球が「ありがとう」と運ポイントをくれているみたいに思えるんです。
(第4回スタートアップJr.アワード2024にて)
――ゴミや資源の削減につながるよう、洋服を選ぶ際にも「⻑く使えるか」を考え、エコバックを使って買い物をするというmocomocoさん。そこにはこんな想いがありました。
道端に捨てられたレジ袋などのゴミが風によって川や海に流入して、海洋汚染が起きています。私たちが捨てたゴミのせいで、家が汚されたり死んでしまったりする生き物がいるんです。人間だったら、自分の家が壊されたり汚されたりしたら怒りますよね。言葉が話せなくても、動植物も同じです。大人も子供もそういう現状を知って「自分ごと」として行動をしたいですよね。
(左:mocomocoさん 右:Soycleスタッフ やまちゃん)
ーー小学生だということを忘れてしまうくらい、堂々とご自身の想いと活動についてお話してくださったmocomocoさん。最後にいただいたメッセージがとても印象的でした。「もし私が、海の生物だったら?発展途上国に住んでいたら?」様々な立場に立つことで、一気に環境・貧困など社会問題を身近に感じられます。
そして何より、今回mocomocoさんにインタビューして感じたのは、“年齢という生きた「量」より、何を考えてどう生きているかの「質」が問われる“ということ。Soycleとしても、個人としても、常にアグレッシブに上向きに取り組んでいこう!と奮い立たされました。
【mocomocoさん Profile】
コロナ禍で始めたオンライン習い事で、環境活動家・谷口たかひさ氏の「環境に無関心な人はいても無関係な人はいない」という言葉に出会い、活動を開始。小学4年生10歳で『株式会社 moco Earth』を設立、取締役社長となる。地球上の問題を知ってもらうためワークショップ事業などを通して、体験から得る学びを提供。環境イベント『アースディ東京2022』では最年少実行委員とメインビジュアルを務めた。
▼mocomocoさんのSNS・HP
・インスタグラム
・HP
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