STORY誕生ストーリー

息子に大きな病気が見つかったこと
2020年、日本にコロナが広がり始めた矢先、
1歳半の息子に大きな病気が見つかりました。
それは、ステージ4の小児がんでした。
なぜ息子に……。
親として、しっかりしないといけない気持ちと、
まだ見えない未来に対する言いようのない不安が交錯します。
コロナで面会ができない中、家族は二手に分かれ、
私たちの闘病生活がスタートしました。
パパは幼稚園児の娘と、ママは息子と大学病院に。
「あと1週間早く病院に行っておけば。。」
後悔の感情ばかり浮かんできました。

人生には、コントロールできることと、
コントロールできないことがある
そんな時
「人生には、コントロールできることと、コントロールできないことがある」
という言葉を思い出します。
1歳半の息子にできた腫瘍は、遺伝や生活習慣によるものではなく、
本来なら自然に無くなるものが、腫瘍として大きくなってしまったそうです。
だからこれは、コントロールできない。
コントロールできないことに、目を向けるのはやめよう、と決めました。
それから、私たちはお互いに「今できること」を精一杯取り組むようにしました。
パパは、娘と全力で遊ぶ。娘を寝かしつけてから、今できる仕事をやる。
ママは、病院の中で退屈にならないように、お絵描きしたり、病院の中での遊び方を工夫する。
そう過ごしているうちに、息子の腫瘍も抗がん剤が効いて、次第に小さくなっていきました。

Soycle誕生のきっかけ
息子は、生きられるんだ。
そう実感できたのは手術の後、お腹に散らばっていた腫瘍を
「目に見えるものは全て取り除いた」と先生から言われた時。
その時、頭の中でやることが決まりました。
「子どものために事業を作ろう」
自分ができること(コントロールできること)で子どものためにもなること。
生かしてもらえた子どもの未来と、健康の両面にアプローチする。
そう考え抜いた先に、環境問題を食の切り口からアプローチするという、
Soycle誕生へとつながっていきます。
まず、国内外にある様々な大豆ミート原料を取り寄せ、試食をしました。
水やお湯に戻す、味付けを変えてみる、揚げてみる、炒めてみる。
とにかく色々な大豆ミートで、調理方法を試していた時
「これは美味しい」と感じたのが、Soycleの原料として使用させて頂いている、
DAIZ株式会社のミラクルミートでした。
発芽大豆を使っているので、お肉料理として使っても、違和感なく美味しい。
準備は整いました。

Soycleに込めた想い
Soycleは、SOY(大豆)とCYCLE(サイクル・循環)の造語です。
我々は、良い循環を作るための1歩として、Soycleを作りました。
Soycleと出逢って、まずは「美味しい」を体感していただきたい。
そのため、Soycleのレシピでは「普段の食材・調味料を使って簡単に調理できること」を優先し、
動物性の食材・調味料も使用させて頂いております。
一方で、大豆ミートを食べるだけでは、環境問題は解決できません。
例えば、CO2削減の問題。
普段使用している電気の約80%がCO2を出す火力発電によるものなので、
この問題は自然エネルギーの電力会社に変えることで、環境負荷軽減に貢献できます。
このように、Soycleは他の分野にも目を向けて頂けるような
「きっかけ作りのブランド」として、商品だけでなく様々な情報も発信させていただきます。
最後に。
私たちは「日々の小さな積み重ねが良い未来を創る」と信じています。
毎日の美味しい選択が、エコフレンドリーな社会を創る。
そんな生活を皆さまと創ることが、Soycleの願いです。
株式会社上向き 代表取締役 白坂 大作

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