【My EFL+】”ビーガン王子”へインタビュー

My EFL＋ (My Ecofriendly Lifestyle)では、「私にとってのエコフレンドリーな暮らし」をテーマに、ゲストにとってエコフレンドリーな暮らしがどんなものか、何をもたらしてくれるのかをインタビュー。

今回は、「日本を世界一ビーガン対応が多い国へ」をモットーに、ビーガン/エシカルタレントとして活躍する”ビーガン王子”ことアレックスさんにお話を伺いました。

ーービーガンを始めたきっかけは「同級生の女の子がビーガンになったこと」だと伺いました。具体的に教えてもらえますか？

その子に話を聞き、関心を持ったので、自分でも調べたところ「お肉のハンバーガーをプラントベース仕様に変えるだけで水3,000Lを節約できる」とわかったことが衝撃で。僕が当時授業で教わっていた環境対策は、「電気を消すこと」「シャワーを短く浴びること」など、我慢を必要とするものでした。それに対して、植物性の食は、原材料が違うだけでお肉と同じ美味しさや食感、満足度を味わえます。我慢せずに環境負荷を大幅に抑えられるのが良いなと思い、ビーガンを始めました。

ーー自分が無理なく、大きなインパクトが出せるならやってみたくなりますね。

僕は、なるべく我慢せずに世界を救いたいんです。自分自身我慢が得意ではないと言うのもありますが、持続可能な範囲内であれば我慢はいらないと思っています。

例えば、エネルギーもそうです。使用量を減らそう！という方向で語られがちですが、僕は発電方法が再生可能エネルギーで賄われているならいくらでも使って良いと思っています。テクノロジーの発達などにより発電方法が変わることで、電気を使う量は変えずに今と同じ豊かな生活が送れるようになって欲しいです。

食事も同じで、原材料が植物性であれば、正直環境の問題もそこまで気にせず食べて良いのではと思います。アーモンドやアボカドの生産には多くの水が必要になると言われますが、動物性の食材に比べると大した量ではないですから。

ーー「我慢せずに世界を救う」、名言ですね！アレックスさんはビーガンになったことでどんな変化があったのでしょう？

選択肢が増えて、食生活が豊かになりました！制限が多いと捉えられることもありますが、僕はその逆で。例えばミルクは、植物性ミルクだと「豆乳・オーツ・ライス・アーモンド・ヘンプ・ココナッツ」など、種類がとても多いので、料理によって「どのミルクにしよう」と考えるのが楽しいです。他にも、さまざまな世界の料理に出会えたことで豊かになったと感じます。地中海のビーガン料理やインドカレー、そして日本のお豆腐！これだけ栄養価が高くさまざまな調理方法がある万能の食材があると知れたことがすごく嬉しいです。

ーーそんなアレックスさんにとって、ずばりエコフレンドリーな暮らしとは？

「繋がり」を感じることができる生活です。自分が食べているものや着ているものは、どんな人がどんな場所で、どんな想いで作っているのか？...そんな風に「繋がり」を意識することで、環境への配慮も自然とできるようになり、結果的にエコフレンドリーな生活を送ることができています。

ーー最後に、読者の方に一言お願いします！

個人が環境に大きなインパクトを与えるには、植物性の食品を積極的に食べることが効果的ということを知っていただけたら嬉しいです。とはいえ一気に食生活を変えるのでなく、無理なく身近なところから地球にやさしい事をしていければ良いと思います。出汁をヴィーガン出汁に変えてみる、牛乳を豆乳やオーツミルクに変えてみる、あとは、お肉を食べる日を少し減らす代わりにSoycle を食べてみる、とか！食以外であれば、電気を再エネに変えたり、身の回りの日常生活の問題を少しずつ調べたりすることもおすすめです。

ぜひトライしてみてください！